意外と知らない…!?PCはグリスが大切!

PC〜CPU長持ちの隠れたパーツ…グリス

グリスはCPU、クーラーの間に塗布する潤滑油のようなもの。実は熱処理に関する効果を発揮してくれます。簡単に言うとグリスはCPUで発生した熱をヒートシンクに伝える役割があります。もしグリスが減っていたらCPUの熱を上手にクーラーのヒートシンクに伝えられずに熱暴走…なんてトラブルが起こる可能性も否定できません。定期的にチェックして足りていない場合はグリスを塗布しましょう。

 

購入したばかりのパソコンはグリスが塗られているので良いですが使用してから1年、2年と経過していればグリス自体も劣化していきます。グリスの劣化は使用頻度にもよりますがおおよそ1年〜3年で劣化すると言われています。私の場合は1年ごとにチェックして確認をしています。

 

また使用するグリスですがシリコン、セラミック、シルバー、ナノダイヤモンドといった違いがあります。これをグリス素材といいますが高級な素材ほど熱をヒートシンクに伝える効果が高いとされています。ですが値段も高くなります。結局グリスは消耗品になるため小まめにグリスを塗り替える人はそこまで素材にこだわらず安価なグリスを定期的に交換するだけでも効果を発揮してくれます。

 

グリスを塗るタイミングは定期的な点検もそうですがCPU温度の上昇、ファンの異常な騒音が見られる時も交換時かもしれません。

 

グリスの量や質が劣化していれば当然ですが十分なCPUの熱を冷ます機能が低下します。また量が少ないと円滑なファンの回転をサポートしてくれません。このあたりに以前とは違った変化を感じている人はグリスを見てみましょう。劣化していたり量が不十分の可能性があります。

 

意外とパーツ自体の不具合よりこういった消耗品が劣化している傾向がありトラブルが起こることも多々あります。グリス自体は1000円〜数千円で購入ができるお手軽アイテムです。もしPC、CPUの長持ちをさせたい場合は小まめに交換して円滑な動作をサポートさせてあげましょう。